「灰の祈祷書」ーオリキャラなりきりー🎉新装開店🎉

ーーーーーーーー 新装開店！！！ ーーーーーーーー この世界は、 かつて竜であったものの"残響"の上に築かれている。 人々が「大地」と呼ぶものは、古の竜が脱ぎ捨てた鱗であり、 「空」と呼ぶものは、その息吹が消えずに留まった名残だと言われている。 時代は“灰界暦”。 神々が姿を消してから千年が経ち、 人々は「神の遺した歌」と「竜の器」と呼ばれる遺物を頼りに、文明をつないでいる。 だが、世界の空気にはどこか“古い夢”のような重さがある。 まるで誰かの記憶の中に生きているかのように。 竜は、神よりも古い。 神は、竜が人の形をとったものだと言われている。 だが、人が神を崇め、祈り、祝福を求めるうちに、 神々はその姿を歪めていった。 いつの間にか“人が描いた神”が、 “かつての竜”の記憶を上書きしてしまったのだ。 神は竜の夢を見、 人は神の夢を信じた。 そして今、誰もその“夢の原型”を知らない。 -- 神の声を聴くことのできる者は「竜使（りゅうし）」と呼ばれる。 竜使は、神殿に奉じられた神器――“神威機”を媒介にして、 神々の意志を読み取り、人々に加護をもたらす。 一方、“竜の詩女（うため）”は夢の巫女。 彼女たちは夜ごと神の夢を覗き、 竜の残響を歌としてこの世に留める。 その旋律は“祈り”であり、“呪い”でもあるという。 竜使が神の手であり、詩女が神の声であるなら―― 人々はそのどちらにも縋ることで、かろうじて「この世界の形」を保っている。 - この世界では、信仰は形を持たない。 神像も経典も存在せず、 人々は“灰”を通じて祈りを捧げる。 灰とは、かつて神を包んだ“鱗の塵”。 竜が燃え尽き、神が消えたあとに残された微細な残滓。 それを祈祷に用いることで、人は神の残り香に触れることができるという。 ゆえに、この大陸の人々は―― 灰を“記憶の聖遺物”として崇めている。 街の至るところに灰塔（かいとう）が建ち、 灰の煙は夜空へ昇り、星々と混ざり合って消えていく。 それを見上げながら、人々はこう呟く。 「今日も神の夢が、誰かに届きますように」と。 #折也